イオンは以前から他社の代理店という形で格安スマホの販売を行っていましたが、2016年2月からイオン自体がMVNOとなり、自社独自のプランを提供するようになりました。
実店舗が多く格安スマホに興味はあるけどサポート面で不安という方には利用しやすいMVNOと言えます。
イオンモバイルの各種情報
初期費用 | 3,000円 |
---|---|
通話料 | 20円/30秒 |
最低利用期間 | なし |
高速通信ON/OFF | 可能 |
公式アプリ | なし |
バースト転送機能 | あり |
かけ放題オプション | あり |
プラン変更 | 可能(手数料なし) |
解約 | 店頭およびイオンモバイルお客様センターで可能 |
MNP | 可能 |
取扱い機種
- arrows M03
- arrows M02
- AQUOS SH-M02
- Xperia J1 Compact
- KYOCERA S301
- VAIO Phone
- arrows M01
- ALCATEL ONETOUCH IDOL 2S
- geanee FXC-5A
イオンモバイルの料金プラン
データプラン | データプラン(SMS付) | 音声プラン | |
---|---|---|---|
0.5GB | 1,180円 | ||
1GB | 480円 | 620円 | 1,280円 |
2GB | 780円 | 920円 | 1,380円 |
4GB | 980円 | 1,120円 | 1,580円 |
6GB | 1,480円 | 1,620円 | 1,980円 |
8GB | 1,980円 | 2,120円 | 2,680円 |
12GB | 2,680円 | 2,820円 | 3,280円 |
20GB | 4,480円 | 4,620円 | 4,980円 |
30GB | 6,480円 | 6,620円 | 6,980円 |
40GB | 7,480円 | 7,620円 | 7,980円 |
50GB | 10,300円 | 10,440円 | 10,800円 |
シェア音声プラン
データ通信容量 | 月額料金 |
---|---|
4GB | 1,780円 |
6GB | 2,280円 |
8GB | 2,980円 |
12GB | 3,580円 |
20GB | 5,280円 |
30GB | 7,280円 |
40GB | 8,280円 |
50GB | 11,100円 |
オプション
オプション | 月額料金 |
---|---|
電話かけ放題サービス | 1,500円 |
留守番電話 | 300円 |
キャッチホン | 200円 |
音声追加オプション(シェアプラン用) | 700円 |
イオンスマホ安心保障(端末保証) | 350円 |
イオンスマホ電話サポート | 300円 |
イオンスマホセキュリティ | 150円 |
イオンスマホ安心パック (安心保障+電話サポート+セキュリティ) | 600円 |
イオンモバイルの特徴
最低利用期間の設定が存在しない
イオンモバイルはデータ通信SIM、通話SIM共に最低利用期間の設定がありません。なので解約に当たって解約手数料がかかりません。
ただ、後述しますがMNPに関して期間と手数料が設定されていますので、その点は注意が必要です。
イオンモバイルの注意点
180日以内のMNPは手数料が高い
イオンモバイルは契約から180日以内にMNPを行うと8,000円の手数料がかかるので注意。解約手数料はかかりませんが、MNP手数料がそれなりに高額なので、実質半年間の縛りがあると考えた方が良いでしょう。
ちなみに181日移行はMNPの手数料が3,000円になります。
イオンスマホ安心保障は端末セット購入の際のみ申し込み可能
端末保証や電話サポート、セキュリティなどのオプションがセットになった「イオンスマホ安心保障」オプションはイオンモバイルで端末を購入した場合にのみ申し込みが可能。
持ち込みの端末では保証は受けられないのでご注意ください。
シェアコースはネットからでは申し込みができない
音声シェアコースはネット上からの申し込みが出来ず、店舗限定での申し込みになります。
また、店舗によっても受け付けてないないケースがあるようなので、音声シェアコースを検討する方は事前にどこで申し込みができるかをチェックしておくことをおすすめします。
複数回線をMNPする場合は名義の統一が必要
イオンモバイルでは音声シェアコースで最大3枚のSIMカードが発行可能(主回線+2回線)。この3回線それぞれにMNPが可能なので、家族の契約を一つにまとめることができます。
ただ、その場合は回線の名義が同じでなければならないので、事前に名義変更を行っておく必要があります。
電話かけ放題サービスはIP電話
イオンモバイルには月額1,500円で電話かけ放題のオプションが存在しますが、こちらはIP電話を使ったかけ放題サービスになります)。
電話回線を使ったかけ放題は存在しないので通話品質が気になる方はこの点に注意。
イオンモバイルの評価
イオンモバイルは1GBや2GBといったライトユーザー向けの手頃なプランから20GB~50GBといったヘビーユーザー向けの大容量のプランまでしっかり用意されており、また料金もかなりお得な部類に入る点がまず魅力的。
例えば1GBのデータ通信SIMはDMMモバイルと並んで最安値の設定になっています。
通信回線はIIJのものを使っているので速度も比較的悪くなく、バースト転送機能もあり、高速通信のON/OFFも可能。
イオン各店舗で実際に話を聞きながら申し込みもできるので、格安スマホに興味はあるけどよくわからない・ネットで申し込むのが不安という方には利用しやすいMVNOだと言えるでしょう。
ただ、全体的にみるとちょっと使いにくい点もいくつか。
まず、イオンモバイルはセットで購入できる端末の種類があまり多くありません。ARROWSM03など新しい機種もラインナップされていますが、全体的には少し古い機種が多め。
ある程度機種にこだわりたい方には向きません。
またかけ放題オプションが用意されてはいるのですが高め。
IP電話を使ったかけ放題オプションはNifMoでも提供されていますが、こちらは1,300円で利用できます。
そして何よりMVNO各社が最近ではIP電話ではなく電話回線での「3分かけ放題」や「5分かけ放題」のオプションを安価で提供し始めており、ハッキリ言って通話はそちらの方が音質も良く、価格も安く収まります。普段長電話をしない方ならハッキリ言ってこちらの方が安上がりです。
他にもネット上でプラン変更や解約の手続きが出来なかったり公式アプリが無いので高速通信のON/OFFがやりにくかったり・・・と細かな所でストレスを感じることが多い点が気になります。
こうした点を踏まえるとプランや料金、通信速度は決して悪くないのですが、ちょっと使いにくいというのがイオンモバイルの実際の所。
例えば料金重視で考えるなら同じIIJ回線を使っているDMMモバイルの方が購入できる端末も豊富ですし、安く購入できる端末が沢山あります。
通話頻度が高い方はかけ放題オプションが利用できるIIJmio等の方が料金も節約できる可能性が高いでしょう。
ただ、できれば対面で話を聞きながらの方が安心できる、という方にとってはイオンモバイルは窓口が多く、安心して利用できるMVNOだとも言えます。
イオンモバイルの口コミ・評判
- プランも豊富で料金的にも安い
- それなりに通信速度が出るので普通に使える
- イオンが近くにあると直接いろいろ話が聞けて便利
- マイページが使いにくい。プラン変更もできないし、いちいちサポートに電話しなければならない
- アプリが無いので高速通信の切り替えがめんどくさい
イオンモバイルはどんな人におすすめ?
- 格安スマホに興味はあるが、よく分からないという方
- 端末にこだわりはなく、安くスマホを持ちたい方
- 実店舗でのサポートが無いと不安という方
イオンモバイルは細かな部分で気になる点がいくつかありますが、全体的には必要なサービスも備えていますし、格安スマホを初めて使うという方にもおすすめできるMVNOのひとつ。
何より実店舗が多いのは安心材料になりますので、サポート面が心配という方はイオンモバイルの利用を検討してみると良いでしょう。