arrows M03は富士通製の国産SIMフリー端末。
国産スマホらしく防水・防塵といった機能やおサイフケータイにも対応しており、ワンセグにも対応しているのが特徴。SIMフリー端末でもやっぱり国産スマホを使いたい、という方にとって数少ない選択肢の一つとなる端末です。性能としてはミドルスペックの端末ですが、電池持ちも良く、使いやすい端末と言った印象。
多くのMVNOでセット購入が可能な端末なのも特徴の一つです。
arrows M03のスペック
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 クアッドコア1.2GHz |
---|---|
画面サイズ | 5インチ |
端末サイズ | 幅:72mm 高さ:144㎜ 厚さ:7.8mm |
重量 | 141g |
バッテリー容量 | 2580mAh |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
カメラ | メインカメラ1310万画素 インカメラ500万画素 |
SIMカードサイズ | microSIM |
価格 | 32,800円 |
対応周波数
LTE:Band1/3/8/19/26
3G:Band1/5/6/8/19
GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz
arrows M03はドコモ系・au系・ソフトバンク系いずれのSIMカードも利用可能。au VoLTEにも対応しているので、as系MVNOでもセット購入が可能です。
arrows M03の評価
arrows M03は国産スマホならではの機能を持ったそこそこの性能のスマホといった感じの端末。おサイフケータイへの対応、そして防水・防塵といった機能が必等な方ならまず購入候補となる一台でしょう。
また、数少ないワンセグ対応端末でもあるので、この機能が欲しいならおすすめ。ただ、性能的には同時期に販売された端末や最新機種に比べるとちょっと低めなので、性能面を重視する方にとってはちょっと物足りないかもしれません。
とはいえ数少ない数少ない国産SIMフリー端末ですし、使いなれた国産スマホの方が良いという方にとっては確実におすすめの端末の一つです。
CPUについて
実はarrows M03の最大の弱点とも言えるのがCPU性能。arrows M03のCPU性能は例えばZenfone2 laserやZenfone Goといった現状2万円以下で購入できる端末と大差ありません。
arrows M03の端末価格を考えると、ちょっと物足りないと言わざるをえません。ただ、これは普段使いに困るレベルの話ではないので、特に性能を気にしない方であれば問題にならない話。例えばスマホで3Dゲームを遊ぶといった方でもない限り問題にはならないでしょう。
カメラ性能について
メインカメラは1310万画素で画角90度の広角レンズを採用。インカメラも500万画素で画角85度の広角レンズを採用しているので、風景を撮ったり、人数が多い場合に写真を撮るのに適したカメラといった感じ。
スマホのカメラとしては十分な性能といって差し支えないでしょう。
バッテリー性能について
バッテリー容量は2580mAhと新しいSIMフリー端末と比較すると少ない印象がありますが、arrows M03はかなり電池持ちが良い機種として知られています。省エネ設計ということでメーカーも3日間電池が持つといった記載をしていますし、実際かなり電池持ちは好評。なので電池持ちの良い端末を探してる方にとっても使いやすい端末と言えるでしょう。
同価格帯の端末との比較
arrows M03を同価格帯の端末と比較してみました。
ここではHUAWEI novaとAQUAS SH-M04の2機種との比較をまとめています。
arrows M03 | HUAWEI nova | AQUAS SH-M04 | |
---|---|---|---|
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 クアッドコア1.2GHz | Qualcomm Snapdragon 625 オクタコア2.0GHz | Qualcomm Snapdragon 430 オクタコア1.4GHz |
画面サイズ | 5インチ | 5インチ | 5インチ |
端末サイズ | 72×144×7.8 | 69.1×141.2×7.1 | 71×143×8.3 |
重量 | 141g | 146g | 138g |
バッテリー容量 | 2,580mAh | 3020mAh | 2,700mAh |
RAM/ROM | 2GB/16GB | 3GB/32GB | 2GB/16GB |
カメラ | メイン:1310万画素 イン:500万画素 | メイン:1200万画素 イン:800万画素 | メイン:1310万画素 イン:500万画素 |
SIMカードサイズ | nanoSIM | nanoSIM | nanoSIM |
価格 | 32,800円 | 34,800円 | 29,800円 |
arrows M03は同じ国産SIMフリー端末のAQUAS SH-M04とほぼ同じ価格帯。どちらも防水・防塵でおサイフケータイに対応しています。しかし、CPUの性能で見るとAQUAS SH-M04の方が上。なので性能面を重視するなら若干価格も安いAQUAS SH-M04の方がおすすめと言えるでしょう。
逆に、AQUAS SH-M04はワンセグに対応しておらず、au VoLTEへ対応していないので、スマホでテレビが見たいとか、UQモバイルやmineoといったau系のMVNOを使いたいならarrows M03の方がおすすめです。
そして同じ価格帯には国産スマホではありませんがHUAWEI novaが販売されています。性能的に見れば、まず間違いなくこちらの方がおすすめ。なので、国産スマホにこだわらないという方であれば、ほぼ同じ価格で買えるHUAWEI novaの方が長く使って行けるでしょう。
こうして比較してみると、やはり3万円前後の端末としてはarrows M03の性能は控えめ。とはいえ国産スマホでワンセグ・おサイフケータイにも対応している点、5インチサイズでコンパクト、電池持ちも良いと評価できる点も多いのがarrows M03という端末。なので性能はそこそこで使いやすい国産スマホが欲しいという方なら普通におすすめのスマホと言えます。